2021年8月6日金曜日

3Dプリンターで作った教訓茶碗


 長らく新作をアップ出来ていないのですが、
先日、入会させて頂いたメーリングリストで、
「3Dプリンターだと「教訓茶碗」も簡単に作れそう。」
とメッセージを頂き、挑戦してみました。

教訓茶碗のデーターは私が作成しましたが、
映像後半の招き猫の3DデーターはこちらからDLさせて頂きました。

3つともレジンを材料とした光造形方式の3Dプリンターで作成しました。

教訓茶碗は沖縄の特産物だそうで、
シーサーがのっているものをよく見かけますが
「招き猫」で作ってみました。

仕組みはこのような感じです。
茶碗の中のパイプには2か所の穴があいています。



水を入れると穴Bからパイプ内に水が入っていきます。
(水位は茶碗内の水と同じ)



水位がパイプ内の空洞より上(パイプ内が水で満たされた状態)になると
穴Aより水が流れ始め、全ての水が流れ出てしまいます。
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上の動画をFacebookにアップしたところ、
K先生より仕掛け部分が壁に隠れた「教訓茶碗」を教えて頂き挑戦してみました。

全てレジンを材料とした光造形方式の3Dプリンターで作成しました。
白色レジンに着色をしたもの・・・ピンク・クリーム色・水色
透明レジンに着色をしたもの・・・赤・紫・緑

白色レジンに着色をしたものは、仕掛けのパイプが見えませんが、
透明レジンに着色をしたものはよく見えます。

見えるおかげでこのようなこともわかりました。

水位はまだパイプの上まできていないのに、
パイプ内の水は上の方まで満たされています。
この写真ような状態になると、水滴がポタポタ落ちてきます。


パイプのところは壁の厚みが1.25mmと薄くて、
このように穴が開いてしまいました。
穴はレジンで補修し、見栄えは良くありません(^^;

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2007年11月に教訓茶碗と同様の原理の「不思議なペットボトル」を作りました。
画質が悪く、申し訳ありません。