先日、Facebookで青森の野呂茂樹先生がアップされていた
「回転する縞模様と弦」を拝見し、不思議な模様が見えることに興味津々で
私も作ってみました。
まずは映像から・・・
なぜ?このように見えるのか私なりに考えてみました。
間違い指摘やご意見等 頂けると幸いです。
宜しくお願いします。
宜しくお願いします。
①
背景の縞模様を止めてゴム紐をはじいたとき
(下の写真の左側)
赤丸のように、
黒い紐は白地のところで、白地が透けて黒紐が薄く見える。
(黒地のところでは当然黒く見える)
(黒地のところでは当然黒く見える)
白い紐は黒地のところで、黒地が透けて白紐が薄く見える。
②
背景の縞模様を動かしてゴム紐をはじいたとき
(上の写真の右側)
黒い紐は白地のところで、黒色が斜めに見える。
白い紐は黒地のところで、白色が斜めに見える。
(斜めの幅はゴム紐の振幅分)
(斜めの幅はゴム紐の振幅分)
ゴム紐の振幅の大きいときと、中くらいのときです。
ゴム紐の往復により、斜めは逆方向にも表れて
「8」の字型が連なったように見えるのでは?
と考えました。
③
なぜ、斜めに見えるのか?についてはこのように考えました。
①の透けて見えるところが、下図のように移動します。
(移動方向が私の作成したものと逆ですが・・・(^^;)
この図は断続的ですが、実際には連続的な現象なので
斜めは直線状に見える。
④
振幅の両端で よりくっきり黒色や白色が見えるのは
黒紐の場合、下地の黒色と重なるため黒く見える。
さらに縞模様が動いているため、
瞬間に移動した分だけ、縞模様の黒部分より
少しはみ出したところまで黒く見える。
こんな考察ではチコちゃんに叱られそう?
振幅の両端で よりくっきり黒色や白色が見えるのは
黒紐の場合、下地の黒色と重なるため黒く見える。
さらに縞模様が動いているため、
瞬間に移動した分だけ、縞模様の黒部分より
少しはみ出したところまで黒く見える。
<私が作成した装置>
作成途中の写真を撮り忘れ、全て完成後の写真になります。
・上下のローラーはダイソーの空気入れを使用
・回転する縞模様は手芸品店で購入した布に、
薄い滑り止めシートを貼って使用しました。
正面から見たところです。
斜め横から見たところです。
上のローラーの軸受け部分
ゴム紐は取り付け金具に結び付けました。
モーター駆動部分です。
電源はモバイルバッテリーです。
モーターコントローラーも取り付け、速度の制御も出来るようにしています。
ただ、速く回転させたとき、模様がわかりにくいため割愛し、
ゆっくり回した場合のみアップしました。
TTモーター(ギア比48:1)は(ギア比11.7:1)に改造しました。
赤い矢印のギアは取り外し
左下のギアを軸にネジ留めしています。
野呂先生は静岡科学館「る・く・る」のこの装置を参考に作成されたそうです。
でもこのような大きな装置は作れないので、
少しでも模様を長く見せようと思い、コンベア方式にしてみました。
ただコンベア方式は 回転させる物(縞模様の布)がどちらかの方向(左右)に移動してしまいがちです。
以前、ローラーを樽の形のようにしたこともありましたが、
今回もこの偏りの調整が一番大変でした。
アイディアを現実化してしまう、頭脳、技に感心してしまいます。ダイソーから選ぶとしても、相当緻密な思考のもと、その構図が出来上がっていて選ぶのでしょうか。私にはできないことです。白黒のベルト作りなども無理!という感じです。良いお年を。
返信削除渡辺先生、ありがとうございます♪
削除野呂先生の作られた作品を見て、思わず作りたくなりました。
私のアイデアはローラー方式をコンベア方式に変えただけで・・・(^^;
材料はダイソーで適当に選んで買って帰り、
今回はたまたまうまくいきましたが、失敗するときも多々あります(笑)
また来年も色々と作りたいと思いますので、どうか宜しくお願いします。
渡辺先生も良いお年をお迎え下さいね。