2017年10月30日月曜日

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージして作った光のオブジェ

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージしながら
光のオブジェを作ってみました。

鏡に点状の傷をたくさんつけ、その後ろからLEDを当て、
その前面にミラーシートを置くと、
奥の方にたくさんの光の点が広がっていくように見えます。


「銀河鉄道の夜」はジョバンニが親友のカムパネルラと一緒に
銀河に沿って、北十字星から南十字星まで列車で旅をする物語。
私の作ったものは、列車が銀河に沿ってじゃなく、
銀河に向かってになってしまいましたが・・・(^^;

約30cm×40cmの箱を作り、
青色のテープLED(LED個数 約230個)を貼り、
左上にはさそり座をイメージしたものを砲弾型のLEDで作成
光が漏れないように、しきり板を取り付けました。

さそり座は、アンタレスが赤色LEDで、それ以外は紫色のLEDです。

鏡はダイソーの約30cm×40cmのミラー250円です。

 この裏側から、星に見立てたたくさん点状の傷(大小さまざま)
を付けました。

②を①の上に置きました。

ミラーシートはオートバックスで購入した車用のものです。
キャンドゥで買ったA3のカードケースを切って
その上に貼りました。
ミラーシートを貼る作業が一番大変でした。
3回失敗し、4回目で取りあえず使えそうなものが出来ましたが
あちこち小さな気泡があります(^^;

ミラーシートを箱にネジ留めしたあと、
その前方に線路に固定した列車を取り付けています。

列車はトミカの No135 D51 蒸気機関車ロングタイプを使用しました。
物語のイメージからして、客車が欲しかったので3両目を作ることに・・・
ダイソーの「プチ電車」シリーズの窓のところをカットして
組み立てて色を塗りました。
中にはオレンジ色のLEDを入れています。
線路は洋蘭支柱の鉄の棒と銅の針金をハンダ付けして作りました。

前照灯として白色LEDを取り付けました。


金沢・金の科学館代表・金沢高等学校講師の四ヶ浦 弘先生は
難解な宮沢賢治の世界を、
彼が大好きだった実験を取り交ぜながら、
そして、細川理衣さんの描かれた素敵な絵を見ながら
物語の世界の中に連れて行って下さる
「賢治講座」をされてることで有名ですが、
その「賢治講座」の中で、
このオブジェも使って頂けることになりました。
四ヶ浦先生、ありがとうございます。

四ヶ浦先生の講座、
私は今年の3月のファラデーラボにて、
「実験でたのしむ宮沢賢治・サイエンスファンタジーの世界」
を受講させて頂きましたが
とても感動し、数日間 その世界に入り込んでしましました。
四ヶ浦先生の講座は 本当に素晴らしく、ぜひまた受講したいです。




これ以外の実験や工作も掲載していますので、
こちらも見てみて下さい。

4 件のコメント:

  1. わぁ~これはまた幻想的な宮沢賢治の世界ですね見ている自分が宇宙に引き込まれそうな気がします。平面だけでなく立体も取り入れられていて素晴らしいです。
    宮沢賢治の童話では猫がドングリを裁判するのが微笑ましくて好きです、裁判の場面をからくりに出来ないかと考えたりしています。

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    1. 啄童さん

      いつも見て下さってコメント下さって、ありがとうございます。
      猫がドングリを裁判するお話は「どんぐりと山猫」という童話ですね?
      私は知らなかったのですが、今 ネットであらすじを拝見したことろです。

      先日啄童さんが作られた、無垢板の椅子素晴らしいですね。柿渋をかなり塗り重ねて 写真のようないい艶が出てくるのですね。啄童さんのしっかりした木工細工は私の憧れです🎶

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  2. chieさんは素適な方ですね。ブログを読みながら見ていると銀河の小部屋で工作していたのだろうかと思ってしまいます。いい夢を見そうです。

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    1. 渡辺先生
      夢のある素敵な想像をして下さってありがとうございます。嬉しいな~(^-^)/
      でも実際は・・・材料・道具の散らかった小部屋で(^^;
      でもこういうのを作ってると、素敵な気持ちになれますね。夜空を見上げてみたり、昔の人は星を見ながらどんなことを考えてたのかな~?なんて思ったり・・・ね。

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